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風路のこぶちさわ日記

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「トランボ」見に行きました!

きょうは久しぶりの塩尻東座。「FROM EAST」です。
FROM EASTとは、1ヶ月に1回1週間だけ、オーナーの合木さんが「これこそ見てほしい」と選んだ作品を上映するというもの。
今週の金曜日までが、以前書いた「トランボ~ハリウッドに最も嫌われた男~」です。
トランボさんは脚本家で、有名な作品をいくつも書いています。
なんと「ローマの休日」も!

アメリカでも1940年代から、共産党に共鳴する人々が多くなっていました。しかし大戦後ソ連と冷戦状態になってからは、共産党への弾圧が強まり、いわゆる「赤狩り」が始まったのだとか。

映画ではパーティのシーンで、「大道具の連中がストをする」ことを苦々しく思う映画会社のオーナーと、「あなたの利益を少し彼らに分けるべき」というトランボの言い合いが、これからのトランボの苦難の道を示唆していました。

共産党やそれを支持する人々を映画界から締め出そうという「映画同盟」の長がジョン・ウェイン。

自分の娘に「お父さんは共産主義者なの?」「お母さんは?」「私は?」と聞かれたトランボの答えが素敵です。ごまかさず、わかりやすくきちんと伝えていました。
この映画の脚本もとてもいい。クスっと笑えるようなトランボの台詞がたくさんちりばめてありました。

結局、トランボは公聴会で一方的に問いただされたことに対し、自分のことばで毅然と意見を述べたため、議会侮辱罪に問われ、収監されます。
出所しても、ブラックリストに載ったため、仕事がもらえません。(ブラックリストということばはここから来たのかな?)

それで、偽名で脚本を書くのです。・・・その時書いた「ローマの休日」がアカデミー賞を取り、名前を借りた友人が受けとったそうです。
その後もいくつも脚本を書き、アカデミー賞を取ったものもありました。(それもすべて偽名)
変わってきたのは、カーク・ダグラスからスパルタカスの脚本依頼があった頃から。

最後のトランボのスピーチは、胸が熱くなりました。

「自由」の国アメリカも、負の歴史がいろいろあるのだな・・・
理不尽なことでも力を持ってしまうと、個人では抗えなくなるという時代があったのだな・・・

今はどうなんだろう、「昔の」「アメリカだけの」話じゃないのかもしれないな・・・