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風路のこぶちさわ日記

タグ:塩尻東座 ( 36 ) タグの人気記事

「フィッシャーマンズソング」_f0019247_22381857.jpg

塩尻の東座はマスクも用意してくれているし(持参しましたが)、消毒液もあちこちに。
しかし、申し訳ないみたいに、ほぼ貸し切り。

この映画もとっても良かった。海の男たち、かっこいい♪

ある日、旅行中の音楽マネージャーが偶然、漁師たちの歌を聴き、それを売り出そうという上司の命令で彼らに声をかける。
最初は全くとりあわない漁師たち。
マネージャーはその町に滞在して、熱心に彼らを口説き、やっとその気になってきたときに、上司から「あれは冗談」とハシゴをはずされる。今さら無かったことにはできず、自分でプロデュースして売り込みに奔走する。もちろん、世の中そう甘くはない・・・

本当の漁師さんが出ているのかと思った・・・けど、もちろんみんな俳優さん。
そして、この町のパブがすごく居心地が良さそう。パブって町に欠かせないもの、ということがよくわかります。このよそ者のマネージャーの気持ちの変化も。
みんなで酌み交わすビール、最高においしそう♪

この映画も、なんと実話をもとにしているそう!
海の男たちの、生活に根差した歌、何百年も前から歌い継がれた歌の持つ力にしびれました。
by kaze-michi | 2020-03-27 22:13 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

「イーディ 83歳、はじめての山登り」_f0019247_22301426.jpg

東座できのうが最後の日。行けて良かった~!

人生を楽しむことに、いつだって”遅すぎる”ことはない!
夫の介護に人生の大半を捧げてきた主婦が、このことばを聞き、亡き父と登るはずだった山に行くことを決意。

夜汽車に乗って、スコットランドに向かうときの場面、20歳で初めての一人旅で夜行列車に乗ったときのドキドキを思い出しました。

現地でガイドになった青年がステキで、これが現実だったら、そりゃあ登りますよね!?
こんな頑固な老婦人を、(最初はビジネスと思っていたにせよ)最後まで気にかけてくれて・・・

なにしろ、スコットランドの景色も素晴らしい・・・
最近、もう高い山登りは無理、せいぜい低山ハイク、と思っていたけど、もう少しがんばってみようかな、と思わせてくれました。・・・低山ハイクも無理じゃない?との声あり・・・(-_-)

次は「フィッシャーマンズソング」行かなくちゃ!
by kaze-michi | 2020-03-21 22:31 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

「家族を想うとき」

「家族を想うとき」_f0019247_140883.jpg
パンフレットに書かれた上西充子さんの文の最初の2行。
 
この映画に救いはあるだろうか、希望は息づいているだろうか。
 見終えた後に、そう問い直したくなる。


韓国映画「パラサイト 半地下の家族」は格差社会を描いてはいても、エンターテイメントとしてハラハラドキドキの展開に「面白かった」と思えたけど、この映画はあまりにも正面からイギリスの今の社会の問題を描き出し、ずっしりと重い気持ちが残りました。(でも見て良かった)

「個人事業主」の名目に惹かれ、フリーの宅配ドライバーを始めたリッキーは、訪問介護士をしている妻の車を売り、配達用のバンを買う。今度こそマイホームの夢が叶う、と張り切っていたが、本部からあてがわれた端末に従い、山のような荷物をさばくのは至難の技。体調を崩しても代理を自分で探さなければならず、日曜日に娘に手伝ってもらうことも許されない。がんじがらめの日々に、16歳の息子と12歳の娘は寂しさを募らせる。
(中略)
脚本家のポール・ラヴァティは、何度も宅配便の駐車場に通い、口の重いドライバーたちから本音や状況を聞き出して脚本に織り込んでいった。
何のために働くのか、働き方改革のしわ寄せはどこに行くのか。ケン・ローチ監督が放つイギリスの労働問題と家族の悩みは、日本人の我々にもすっぽりあてはまる。
原題は不在配達票に書かれた文言だが、両親との時間を削られた、子供達の寂しさも強調している。
(東座のホームページより)

昨年の参議院選挙のとき、山本太郎さんの「れいわ新選組」から立候補した元コンビニオーナーの三井義文さんのスピーチを思い出しました。
仲間のコンビニオーナーが、過酷な状況に耐え兼ね、その前日に命を絶ったというものでした。
映画の主人公リッキーも家族のために、と身を粉にして働き、怪我をしてもハンドルを握って仕事に行こうとする・・・
大切なものを守りたい・・・そのために大切なものを犠牲にしなければならない・・・

出口が見えないようで、重い気持ちになります。
それが今の日本にも「すっぽりあてはまる」!・・・本当に。

原題は 「Sorry We Missed You」。宅配の人が留守宅に残すrメッセージだそうです。
by kaze-michi | 2020-02-21 22:58 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

「だれもが愛しいチャンピオン」_f0019247_932217.jpg

全く知らなかった映画です。
「パラサイト半地下の家族」は時間が合わなかったので、東座のサイトを見てみたら・・・、この映画なら行けそう!知的障がい者のバスケットチーム!なんとスペイン映画!

いや~良かったな~
このチームのメンバーたちの個性!
最初に対面するシーンはかなりのインパクトだけれど・・・(*_*;

プロバスケットチームのコーチを首になり、やけ酒を(2杯)あおって車で事故を起こし、罰則として90日間の社会奉仕をすることになったマルコ。
それは知的障がい者のバスケットチーム「アミーゴス」の監督。
今までプロに教えてきたコーチが彼らと対面したとき、絶望的になったであろうことは想像に難くありません。

しかし、やめることもできず、仕方なく渋々と彼らに接していくうちに・・・
意思疎通さえ難しいと思えた彼らがなんとか試合ができるようになり、アヤシイ方法もありながらも勝つこともでき、・・・結末は想像を気持ちよく裏切られ・・・
そしてマルコを通して、人はいくつになっても変われるし、成長できると思わせてくれます。

この映画はゴヤ(スペイン・アカデミー)賞を3部門受賞しているそうです。
チームの10人は知的障がいを持った役者さん!
なんとその中の1人は、新人男優賞を受賞しています!そのスピーチがまたステキなんです♪(パンフレットに全文載っていました)

本当に東座に感謝!!!
by kaze-michi | 2020-01-23 22:54 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

家へ帰ろう

家へ帰ろう_f0019247_22441394.jpg

塩尻の東座は本当にいい映画を上映してくれます。
今回見に行ったのは「家に帰ろう」という映画。
70年前の約束を果たすために、アルゼンチンから故郷のポーランドまで旅に出る88歳のアブラハム。
なぜ衰えた体で長い旅に出ようと思ったのかが、旅の途中で次第に明らかになってきます。

途中で出会う人々が示す、さりげない親切が心地良く、頑固な表情がゆるむ瞬間がとても魅力的。
こんなにいい人ばかりに出会えるかなと思ったりもしましたが、実際にカミーノを歩いていると本当にこういうこと良くあるな~とも思えてしまいます。

ドイツ人の女性の係わり方も考えさせられました。
過去に誠実に向き合うということ、そして今、助けになりたいということ・・・
マドリードのホテルの女主人もいい味。

来週の金曜日までです。
by kaze-michi | 2019-03-22 22:19 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

1987、ある闘いの真実

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やっと、映画館に映画を見に行こうという気持ちになってきました。

そうであれば、行先は「東座」です!
リクエストをしていた「1987、ある闘いの真実」。
韓国の民主化運動を史実に基づいて描いた映画とのことです。
昨年7月に見た「タクシー運転手」も、光州で実際にあったできごとを、たまたまドイツ人のジャーナリストを乗せて光州まで走ったタクシー運転手の目線で描いたものでした。

全斗煥軍事政権下での弾圧のすさまじさはたった30年ほど前のできごととは思えません。
日本の戦前の特高警察などはこんな感じだったのかな?

拷問中に亡くなった一人の学生。そのことを闇から闇へ葬り去ろうとする安全企画部。でもそれに抗う一人の検事。こういう人が現実に一人でもいた、ということがすごい。報道にももちろん圧力はあるものの現場の記者たちは負けていない・・・?

映画は地味に(?)淡々と進んでいきますが、どんどん目が離せなくなってきて、引き込まれます。最後まで。

当時の韓国も、多くの人は無関心だったり係わらないようにしていたのかもしれませんが、ひとりひとりの人が自分の立場でできることをやっていくことで、次第に大きなうねりとなっていく、そんな過程だったのかな?
それぞれ、俳優さんの存在感がすごい。看守役のユ・ヘジンさんはタクシー運転手にも出ていましたが、いい俳優さんだなぁ。

18日まで。きょうもかなりの人が入っていました。女性が多かったことにもびっくり。
by kaze-michi | 2019-01-08 22:19 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

タクシー運転手

タクシー運転手_f0019247_1351363.jpg

帰る前に終わってしまったら残念だな~と心配していたら、7月13日まで上映しているとのこと、ギリギリで間に合いました!

八ヶ岳の映画好きも何人か見に行ったようです。

帰りの車では「すごい!」「すごかったね~」と言い合いました。(語彙がとぼしい!)

1980年に光州で起こった史実を元にしていて、しかも映画としての面白さ?もしっかりあって、ハラハラドキドキ、登場人物もすごく人間味があり・・・
タクシー運転手もドイツ人の記者も、光州の人々も、こういう人いたんだろうな~と思わせてくれます。

パンフレットにもありましたが、タクシー運転手の心の変化が見ごたえがありました。
さすがソン・ガンホさん・・というほど知りませんが。
(シュリという映画に出ていたことくらい)

そしてやはり権力を持つ人は、できるだけ人々には真実を知らせたくないのだな~と。
他所から光州に入る事(特にジャーナリスト)を厳しく禁止するのです。
その中では軍隊が市民に対して「そこまでするか・・・」という暴力の限りをつくしています。
マスコミもそれに逆らうことはできません・・・。(現場の記者には葛藤があっても上層部は無理・・・というかあちら側?)

でも、韓国はすごいです。
こういう映画を作ってしまうこと、
自分の国の負の歴史にも真摯に向き合おうとすること、
民主化を自分たちの手で成し遂げたということが、自分の親しい人に便宜を図ろうとした大統領を市民の力で辞めさせることにも繋がったのかな?

見に行けて良かったです。

塩尻東座があって本当に良かったな~
できたら来週「心と体と」も見に行きたい・・・?(ムリ?)
by kaze-michi | 2018-07-12 23:04 | 本・音楽・映画・劇・テレビ | Trackback | Comments(0)

今年初の東座。

ワイン好きなら、きっと食い入るように見てしまうと思います。
 ⇒ 見てしまいました!

フランスブルゴーニュ地方でワイン造りをする家族の物語。
ボルドーに比べ、ブルゴーニュは家族経営の小さな(と言っても広大!)ワイナリーが多いとか。

縛られるのを嫌って家を出てワイン評論家として成功した息子が、家業の危機に悩みながらも自らの手でワイナリーを再建しようと決意する・・・

大地とぶどうの木と人間との間に流れる長い時を感じさせる映画でした。
そして「進歩」は必ずしも人間を幸せにはしない(ワインを美味しくはしない?)かもしれないな~とも。

なにしろ、「見終わった後、大好きな人(たち)と美味しいワインを添えて食卓を囲みたくなる」ことは間違いありません!

この映画は東座と近くのレストラン「メゾン・グルマンディーズ」とのコラボ企画。
見終わった後、ぜひランチをいただきたい!そしてワインをいただきたい!
もう定員いっぱいの時が多いようですが、きょうはなんとか入れてもらえました!ラッキー♪
申し訳ないけれど「ひとりワイン」・・・。

ブルゴーニュで会いましょう_f0019247_22541657.jpg
パンフレットのワイン畑を見ているとカミーノの道を思い出します。
そういえば、「星の旅人たち」も父親と息子の和解の物語でもありました。


●27日(金)まで。ランチとディナーは要予約。(東座に電話して予約していただくシステムのようです。もういっぱいの時も多いそうです)
●他の映画も心惹かれる映画ばかり。「はじまりはヒップホップ」「ミス・シェパードをお手本に」・・・2月末からは「未来を花束にして」も!
by kaze-michi | 2017-01-24 23:03 | FROM EAST | Trackback | Comments(0)

「トランボ」見に行かなくちゃ!_f0019247_20581179.jpg
きょうから12月!速い!

今「風のたより」冬号を作っていますが、秋号の映画コラムに月下草舎の笹沼さんが、塩尻東座のことを書いてくれています。それを東座に持って行きたいと思いつつ、・・・まだ果たせていません。

そうこうしているうちに東座から、「NEWS」と映画のチラシが送られてきました。
12月のFROM EAST上映は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」です。

「ローマの休日」「ジョニーは戦場へ行った」などの名作を生んだ脚本家ダルトン・トランボの波瀾万丈の人生。赤狩りの憂き目に会いながら、別の脚本家の名を借りて書き続けた情熱と才気。彼を支える妻と子供たちとの家族愛が丁寧に描かれている・・・
実話だそうです。

12月17日(土)から。見に行かなくちゃ!

それから、見たい映画のひとつ、「この世界の片隅に」。
こうの史代さんの原作だし・・・山梨県でも上映するのかな?
by kaze-michi | 2016-12-01 21:16 | FROM EAST | Trackback | Comments(0)

「最高の花婿」

「最高の花婿」_f0019247_2316547.jpg

予告編を見たときから、見に行こう!と決めていました。
きょうが最終日。やっと来られました。

フランスのロワール地方に暮らす、ヴェルヌイユ夫妻には4人の娘がいた。
その娘たちが次々に結婚した相手は、アラブ人、ユダヤ人、中国人・・・
宗教的儀式や食事のルールも、それぞれ違う。

お互いの中にある、ステレオタイプのイメージが差別につながり、何気ないつもりの会話が相手を傷つけてしまう・・・そしてついには、ケンカ別れ。

夫妻の最後の望みは末娘がカトリック教徒と結婚すること。
ついに、相手を見つけ、なんとカトリック教徒だという!
大喜びの夫妻の前に現れたのは、コートジボワール出身の黒人青年!

台詞が軽妙で生き生きしていて、「ありそ~」と思うことばかり。
差別はいけない、と頭でわかっていても、つい、冗談まじりに言ってしまうことばが、思いのほか相手をいやな気持にさせ、座がシラ~っとなってしまうこと多々・・・
やっぱり異文化・異教徒との結婚は無理があるんだな~と思わせつつ、最後は笑いと涙・涙・・・

「違いを楽しむことができれば、人生は豊かになる!」
これがこの映画のコンセプト。監督さんもアフリカ系の女性と結婚していたそうです。

良く知らないことで相手を遠ざけるより、違いを楽しめるようになるほうが、ず~っと人生面白いと思う。

日本の社会は、「違い」にもっとキビシイかもしれないな~・・・
by kaze-michi | 2016-08-26 23:03 | FROM EAST | Trackback | Comments(2)