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風路のこぶちさわ日記

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もうひとりの息子

インドネシアのある部族は敵と平和条約を結ぶ方法として、敵に自分の子供を育てさせる。その子供が“Peace Child”だ。部族間の紛争の度に、この子供を前に出して平和を維持させる。・・・・

この文章を読んだのは高根町の浅川兄弟資料館の向かいの展示室です。
浅川巧さんの生涯を描いた映画「道~白磁の人」が公開されるにあたって、原作「白磁の人」の読書感想文コンクールがあり、その時受賞した韓国の青年の文でした。

彼は上の文の後に、巧さんこそPeace Childだと書いていました。巧さんを知ることにより、それまで日本に対して憤りを持っていた自分を変えることができた。自分もPeace Childとなって関係を回復していきたい・・・というような文でした。

もうひとりの息子_f0019247_041984.jpgもうひとりの息子」という映画が東京国際映画祭でグランプリを受賞し、その映画の内容を知ったとき、この感想文のことを思いだしました。
取り違えられた赤ん坊はそれぞれイスラエルとパレスチナの子どもだったのです。
こどもが18歳になって、初めてそれを知らされた時の、それぞれの両親の想いは想像もできません。
同じ国の中で起こったことだったとしても重たすぎる事態だと思うのに、さらに「敵の国」なのですから。

ぜひ見たいと思ったので、東座にリクエストしていました。見に行けて良かったです。
映画は憎しみや葛藤を描きながらも希望が持てるような作品になっていました。

現実はもっともっと厳しいのだとは思いますが、そしてイスラエルとパレスチナを同列には語れないと思いますが、敵の国だとしても、そこに自分のもうひとりの息子がいると思えば考えは変わってくるはず・・・、そう思いたいです。

「もうひとりの息子」

東京国際映画祭がもう25回目だとのこと。
映画はけっこう好きなのに、全然知りませんでした。
今回知ったのはつい最近の新聞の記事。

「民族間の争いを解決する唯一の方法は、自分のものだと考えているものの一部をお互いに妥協することです」
これは最高賞を獲得した「もうひとりの息子」のロレーヌ・レビ監督が受賞後に発言したことばだそうです。

この作品は、イスラエル人とパレスチナ人として育った2人の青年が赤ん坊のときに取り違えられていたことに端を発する。本人や家族が驚き、反発し、そして相手を理解するまでを丁寧に描いている。
主題の切実度も語り口の完成度も群を抜いて高く、受賞は必然だった。


塩尻東座のフロムイーストではリクエストも募集しているので、送ってみようかな?