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風路のこぶちさわ日記

カテゴリ:本・音楽・映画・劇・テレビ( 329 )

「無冠、されど至強」ふたたび!

昨年暮れに腰を痛めていたときに読んだ本「無冠、されど至強」。
国境や民族って何だろう? そういうものを軽々と超える人たちがいるんだな・・・
サッカーファンでもないのに、引き込まれるようにして読んだ本。
(元)サッカー少年・サッカー青年だったら、どんな感想を持つのだろう・・・と、そのとき思ったのでした。

歩こう会仲間でやつねっと仲間のPさんが感想を書いてくれて、もう一度読んでみたくなりました。


■「無冠、されど至強」
少年の頃から差別と貧困の中で育った金明植少年の唯一の楽しみは草サッカーだった。
1954年、高校生になった金少年はサッカーの強豪「都立朝鮮高校」に入学。
その年の7月、東日本サッカー選手権でベスト4,翌1955年1月は全国高校サッカー選手権でベスト4の成績をおさめた。
しかし同年4月、政治的な思惑からせっかく入学した高校は「各種学校」扱いになってしまい、「東京朝鮮高校」は「都立」ではないからという理由で、高体連の大会への道が閉ざされてしまった。
この本は、夢までも閉ざされたしまったかに見えた状況の中でサッカーを続ける東京朝高と金明植の物語。
後に当時の金日成首相からスポーツマスターの称号を贈られたほどの金明植の人生とサッカーに対する情熱、そして1966年のワールドカップでベスト8に入った当時の北朝鮮のサッカーの先進性が余すところなく取材されたスポーツノンフィクション。

当時単に「釜本邦茂」が好きだったというだけのミーハーサッカーファンでしかなかった私でもよく知っている「岡野俊一郎」「長沼健」「帝京の古沼監督」東京五輪・メキシコ五輪当時の「八重樫茂生」「宮本正勝」、1970年代の高校サッカーを牽引した「習志野」「清水東」「日大山形」などなどの固有名詞が続々でてくるのも懐かしく嬉しい。
そして出てくるそれらサッカーチームやサッカー界の重鎮すべてが、金明植のお世話になったり、触発されたりして感謝している。
そして実際彼の率いる「在日朝鮮蹴球団」は強かった。
おそらく当時まだJリーグのなかった日本で、どの大学の名門チームよりも、どの社会人チームよりも群を抜いて強かったと思われた。

しかしこの本が訴えたいのはそういうことではない。
「たかが、国籍、民族というもので分断することでいかに社会や文化が停滞するか。
また夢の存在がどれだけ人間を大きく成長させるか」というホンの数行に凝縮されたその言葉だろう。
近頃のLGBTパレードなどでよく見かける「We are already living together」(ぼくらはもう一緒に生きている)というスローガンそのままを、50年以上まえに既に実行していた金明植という一人の人生を通して、著者が強く訴えかけてくるものが熱く読み取れた。
自分だったら多分本屋さんに行っても選択しなかっただろう本に巡り会えました。
おかげで至福の3時間でした(一気に読んでしまった^^)


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こちらこそありがとうです。

中本マリさんの50周年記念ライブ

きょうは仲間のペンション「月下草舎」さんで、中本マリさんのジャズライブがありました。なんと50周年なのだそうです。

風路の常連のお客様がお友達を連れてそのライブを聴きにきてくださいました。
なんと、風路の運転手も役得!で一緒に聴きに行ってきました。

帰ってくるとみなさん、上機嫌♪
「良かった~」「素晴らしかった~」と何回も!
うらやまし~とハンカチをかみしめる留守番組。

風路で、余韻を楽しむ会が遅くまで続いたことは言うまでもありません。

「新聞記者」

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フェイスブックでも話題の映画、きょうの予定の一つが無くなったので、「それなら!」と行ってきました。
なぜか山梨ではやっていなくて、東京まで行かなくちゃ見られないのかな~と思っていたら、松本イオンシネマがここからは一番近いみたいでした。

100人入るスクリーンで半分位? 年配者ばかり、という感じでも無かったです。
すごくリアルでゾクゾクする怖さはありますが、松坂桃李君のようなナイーブで良心の呵責を感じるような官僚(イケメンの!)の存在はフィクションっぽい!?

終わって、会場全体がふ~っと張り詰めた気持ちがほどけたような・・・
何か話したいけど、何を言っていいのかわからないような・・・
最後はやっぱり権力の壁の大きさと個人の無力さを暗示させているのかな?
実際の記者さんだったら、どんなふうに感じるんだろう?

「日本の青空」で鈴木安蔵を演じていた高橋和也さん、渋く年齢を重ねていてびっくり。

炎の岳(ほのおのやま)

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きょうは朝晩は肌寒く、ちょっとストーブを点けてしまったくらいですが、午前中に長坂のAUに出かけたときは、夏の日差しで暑かった・・・本当に寒暖の差が激しくてついていくのがたいへんです。

強力サポートの市川さんが一緒に行ってくれたので、心強かったです。
しかし、パスワードとかIDとかみんなよく覚えていられるのには感心。

長坂まで出かけたので、きららの本屋さんに寄り、買ってきました!

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「逃亡山脈」は無かったので、今度注文しておこうっと。

「沖縄スパイ戦史」北杜市上映会

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いよいよ、きょうが当日です。
協力を申し出てくださる方も、チケットを取り扱ってくださるお店もたくさんあったのですが、実際どれくらいの方が観に来てくださるのか、ちょっと心配でした。

が・・・!
1回目と監督さんトークの間、それから2回目までの間のロビーは文字通り押すな押すなの大盛況!

会場には若い方、学生さんの姿もかなり見かけてうれしいびっくり。
そういえば教育委員会の後援も頂いているのでした。

三上監督の映画で「沖縄のこと、本当に知らなかったな~」と思わされ続けてきましたが、今回の映画はまたさらに!・・・でした。

苛烈な南部の沖縄戦のことは、いくらかは知ることができたつもりですが、北部での裏戦史ともいうべき歴史の闇は言葉を失うくらいでした。
事実と向き合うことは、傷口をもう一度広げるような痛みをともなうことなのかもしれません。
70年間語ることができなかった事実を語ってくれた方々と、それをしっかり聞き取ったお二人の監督さん。よくぞ今それを伝えてくださったと思います。
今を逃せば、きっと私たちが知ることはなく、同じような歴史を繰り返すことになったかもしれません。
そして今、沖縄の島々で起こっていることも、私たちはほとんど知らない・・・

反芻するようにまた観てみたい、と思わずにはいられません。


三上監督さんのトークで・・・
なんと、映画完成後に撮った「ヒロジさん石垣へ」と「文子おばあ石垣へ」の映像特典がついているというのを聞いたら、前作の「標的の島~風かたか」のDVD買っちゃいました!
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サインを求める長蛇の列!(サイン本に弱いヒト・・・)

2回の上映が無事終わって、かかわったスタッフ(の一部)でお疲れ様会。
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おいしく楽しい充実のひとときでした♪ 監督さんはイケる口?!

「沖縄スパイ戦史」6月2日北杜市で

わ~もうあさってです!
三上監督もきてくださいます♪

きょう試写を見ることができました。沖縄戦のこと、70年たっても語れなかったこと・・・
15才位(中学生!)の少年たちの身に起こったこととその家族の思い。
重いけれど、知って良かった! 
そして、決して「過去のこと」ではない、という怖さも感じました。

心に留めておきたいことばもたくさんあったので、もう一度、しっかり見たい!
6月2日に見られるかな? 

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●日時 6月2日(日)
   第一回目 12時~
   監督トーク 14時30~16時
   第二回目 16時15分~

●場所 長坂コミュニティホール
●チケット 前売り 1000円 当日1200円 (高校生以下無料)
 

この尾根の朝未来

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「このおねのあさまだき」。
市民が作る憲法ミュージカル5回目とのこと、今まで「少年がいて」「ロラ・マシン物語」「ドクター・サーブ」を観ました。どれも力作でした。

今回はこの表題。ハンセン病がテーマです。
この重いテーマによくぞ挑戦したと感心。どのようにミュージカルにするのだろう?
友人も出演しているのでそれも楽しみです♪

・・・
重いテーマではあっても、ミュージカルなので歌やダンスに救われるところもあり、小さな子供たちから若者もたくさん参加しているので、文字通り希望も感じられる作品となっていたと思います。

セリフが聞き取りにくかったり、ある程度ハンセン病についての知識がないと、理解しにくい場面もあったように思いますが・・・


以前「歩こう会」で春日居町にある「小川正子記念館」を訪問するウォークがありました。
小川正子さんはその時代ではきっと純粋な気持ちで、患者さんを隔離するのがいいことなのだと思っていたと思いますが、もしも後の時代まで生きられたら、ご自分のやったことをどのように思われただろう・・・?

そんなこともふと思いました。

「絶対隔離」とか「断種」とか、憲法が保障する人権とは対極にあるようなことが、戦後もしばらく合法とされていたこと、ずっと知らなかったです。
ハンセン病の人だけでなく障がいを持つ人たちに対しても。

少しずつはいい国になってきているのかな・・・?
それもやっぱり、暗闇で一筋の光を求めて声を上げる人がいたから?

ともかく、観に行けて良かったです! 誘ってくれてありがとう♪

バシュランギおじさんと小さな迷子

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きのうは久し振りの東座。

「きっとうまくいく」が初めてのインド映画だったけど、3時間も長いと感じないくらい、ひきこまれて見てしまいました。この映画も!
パキスタンの山岳地帯から、インドへやってきて母親とはぐれてしまった愛らしい女の子。その子は話すことができません。
敬虔なヒンズー教徒の主人公がその子と出会い、親を捜しに旅立つのですが、インドとパキスタンは何度か戦争もしているくらい犬猿の仲。国境を越えるのも命がけ。さらにパキスタンはイスラムの国。やっとパキスタンに入国してもインドのスパイに間違われ、警察に追われることに・・・

インドとパキスタンは違うことばかと思っていましたが、女の子はことばはわかるようでした。

ハラハラしながらも、どんなに犬猿の中でも宗教も国も超えるものがある、ということを感じさせてくれる映画でした。最後はやっぱり・・・(T T)

山岳地帯の風景も素晴らしい。

インド映画、ステキです♪

グリーンブック

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きょうは石和に定期健診。

終わるのが早ければ、甲府で映画を観る・・・♪
前回、ボヘミアンラプソディーを観て以来、味をしめたこのパターン!?
病院と薬局の終わる時間がその日によって違うので、観たい映画の始まる時間をチェック。

思ったよりスムーズに終わったので・・・
甲府のセントラルBe館へGO!

もう一回見てもいいなぁと思っていた「ボヘミアンラプソディー」と「金子文子と朴烈」もやっていましたが、きょうは「グリーンブック」。金子文子はずっと昔、瀬戸内寂聴さんの「余白の春」という本で知りました。ほとんど忘れてしまっていますが・・・

グリーンブックとは?
アフリカ系アメリカ人のための旅行ガイドブックのことなのだそうです。
1960年代のアメリカの南部の黒人差別はすさまじい。映画の中に出てくるだけでも、「まさか!」と思うような理不尽な差別がまかり通っています。
黒人が泊まることができるホテルやレストランも限られていて、こういうガイドブックが必要とされていたとのこと。

お金持ちで天才ピアニストの黒人と、用心棒兼運転手のイタリア系白人の2人が、2ヶ月の演奏旅行に出かけるロードムービーでもあります。アメリカの南部の広大な風景も思いのほか(?)良かった。
「ドライビングMissディジー」や「最強のふたり」もちょっと思い出しました。

実話をもとにした映画だそうです。ピアノの演奏シーンも素晴らしかったです。
差別って本当に根が深いです。昔のアメリカの問題・・・では、すませられないよな~と思います。

三上智恵監督が北杜市へ!

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いよいよ北杜市でも上映されます!「沖縄スパイ戦史」。
まだもう少し先・・・と思っているとあっという間。6月2日(日)です!
なんと!監督の三上智恵さんが来てくださいます♪

三上智恵さんはこれまで「標的の村」「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」「標的の島 風(かじ)かたか」と、二度と悲惨な戦争の島にしたくないという沖縄の人々の想いに寄り添った映画を作ってきた方です。(三作とも北杜市で上映しました)
今回の映画では、その戦争中の沖縄で起こったこと、70年以上語られなかったことが、少しずつ明らかになっていくとのこと・・・?

キネマ旬報の文化映画ベストテンの第1位。
日本映画ペンクラブ賞の文化映画部門ベストワンに輝いています。

チラシに書かれている大林宣彦さんのことばです。
  
・・・・瞠目しました!
僕ら日本人は、あの日本の戦争について、まだまだ何も知らない、知らされていない。知らぬは罪。これは日本人、否世界の人間にとって、必見の一作!!立派な作業に頭を垂れます。・・・


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この映画のチケットを取り扱っているお店、こんなにあります。(クリックすると少し大きくなります)
お気に入りのお店も何軒も!
「アイリッシュパブ」も「キッチンハートランド」も「おちゃの時間」も「カフェ・アンティーブ」も「村松食堂」も、きららの中の「清水写真店」も・・・
そして、北杜市も北杜市教育委員会も後援してくれています。

前売りだと1000円、当日は1200円です。高校生以下無料です。
●1回目は12:00~
三上監督のトークは14:30~16:00
●2回目は16:15~

「風路」にもチケットあります。