
「江戸巡礼古道ウォーク~秩父三十四ヶ所札所巡り」の7回目です。
参加者は20名。
今回訪れるお寺は一つ。33番菊水寺です。
でも今回他にも見どころが!
その一つがようばけです。
日の当たる(よう)崖(はけ)という意味から「ようばけ」と呼ばれています。昔の人が、日が暮れてもしばらく陽が当たって輝くこの大きな崖を見て名付けたといわれています。
高さ約100m、幅約400mに及ぶこの露頭は秩父盆地に厚く堆積されている約1,550万年前の新第三期の地層が侵食されて出来たもので「日本の地層百選」に選ばれていて、全国の地質学徒が訪れる巡検(見学)の聖地となっていました。
小さいころから岩石が好きで「石こ賢さん」とも呼ばれていた宮沢賢治は大正5年(1916)9月に小鹿野を訪れ第6回で訪問した旧寿旅館(現小鹿野町観光交流館)に宿泊しました。
盛岡高等農林学2年だった賢治一行は秩父の地質見学にやってきたのです。
(八ヶ岳歩こう会ホームページより)
ここから賢治さんは親友保阪嘉内に3通の手紙を送ったそうです。
見どころもう一つがようばけの前に建つ2人の歌碑です。
ようばけをバックに。
2人の歌碑とようばけをバックに。
スタートは前回のゴール、32番法性寺の駐車場。
ストレッチをして出発です。今回はアンカーです。
途中の日本武尊神社。
途中、給水休憩。
泉田会館の庭をお借りして昼食。
これでまた歩くパワーが!
ようばけと呼ばれる1500万年前の地層!
2人の歌碑が建つところに生えていた冬の花わらび。初めて知りました。
33番菊水寺。
芭蕉の句碑、とありますが、その句がどこにもありません。
もう、文字が見えなくなっているのだそうです。
どんな句だったか知りたいものです・・・
検索したら
「寒菊や 粉糠のかかる 臼の端」という句が刻まれているとのことでした。
県内最古の句碑といわれていて、風化が進んで文字を解読するのは難しい・・・確かに!
ここで7名の方は無理せず、バスに乗車。
残りは小一時間歩いて、ゴールの龍勢会館へ。
少しアップダウンあったものの、なんとか全員無事到着。
この前の月例会で行ったストレッチ講習・・・その時の学習を活かし(!)クールダウンのストレッチ♪
それほど寒くなく、日差しも強くなく、薄曇りと言う天気で歩きやすかったです。
いよいよ次回は最終回。34番水潜寺。結願です!
かなり荒れている難所は通らずに、バス移動が主。そして後半は三峰神社に寄る予定です。