「日本は平和が国是である」
2022年 12月 04日「荒野に希望の灯をともす」見てきました。
2019年12月4日に凶弾に倒れた中村さん・・・きょうが命日なんですね・・・
今、この国では戦後77年続いてきた「戦争をしない」という誓いを投げ捨てようとしているようです。
国民の声を聞くことなく、防衛費を倍増、敵基地攻撃も辞さない?
かつて平和の党と言っていた公明党も了承?
サッカーの奇跡的な勝利で沸き立っているそのときに、このように国の形を大きく変えてしまおうとしているって背筋が寒くなるんですが・・・みんなそれで本当にいいんですか?と聞いてみたいような・・・
中村さんは、21年前、国会で自衛隊の海外派兵が問題になったときに、参考人として発言もしていたのですね。
「暴に対して暴で返すという方法を私たちはとらない」
「平和がこの国の国是である」
アフガニスタンの広大な砂漠が、何年もの努力の末、緑の大地に変わっていく様は、何度見ても感動します。
中村さんの行動に協力するために、現地の人々も次々に集まってきます。大勢の人の力が合わさることにより、大岩が動き、大河の流れが変わっていく。
人々が力を合わせて、砂漠に水を引くために、土や石や岩を動かしている様子・・・ふっと辺野古の海を思ってしまいました。
多くの人やダンプやお金や年月をかけて作るのは、使えるのかどうかわからない軍事基地。
中村さんたちが作った用水路は、何十万人もの人の命を救い、暮しを立て直す手立てとなった。
今、本当にどういう方向に行きたいのか、ひとりひとりが考えるときなのかもしれません?
私は中村哲さんが示してくれた方向がいいな・・・
この映画をきょうこのときに上映してくれた方たちに心から感謝したいです。
中村さんの本、飛ぶように(?)売れていました。
「人・水・命」のカレンダー、後で買おうと思ったら売り切れていました。
by kaze-michi
| 2022-12-04 19:07
| 本・音楽・映画・劇・テレビ
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