世界の大手アパレルメーカー(ユニクロも!?)の縫製工場がひしめくバングラデシュの首都ダッカ。
劣悪な労働条件で長時間働かされ、超低賃金にもかかわらず、それさえも遅れがち。
働いているのは全員女性。
(何年か前、「建物が崩れ落ちた」とか「大きな火災があった」とかで多くの女性が亡くなったというニュースもあったような・・・?)
その理不尽さに憤り、働くものの権利を求めて労働組合を作ろうとする女性(たち)の物語。
これは実話に基づいているとのこと。
この主人公のまっすぐな視線、物怖じしない物言いが、はっとするほど新鮮。
しかし!
あまりにも厚い壁がいくつも立ちはだかり・・・
会社や役所はもちろん(!)、ダンナも・・・
(協力や応援は望まない、せめて邪魔をしないで・・・と言いたくなります)
諦める仲間も増えていき、首になる仲間を救うためにも組合を作らなくては・・・という焦り。
彼女たちの正当な要求や願いがどうか叶ってほしい・・・と最後までハラハラ。
この7月で惜しまれつつ閉館する東京神保町の岩波ホール。
その岩波ホールが最後に上映しているのがこの「メイド・イン・バングラデシュ」です。
そういえば日本国憲法にも労働基本権というのがありました。
【28条】
勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。