2017年 01月 28日
大地を受け継ぐ
若者11人が東京からバスに乗って、福島の農家を訪ねるところから始まります。
樽川さんという男性とそのお母さんが迎え入れてくれて、原発事故後のことを語り始めます。
・・・
題名から、農地で畑を耕したりしている様子などを撮っているのかな?と想像していましたが、樽川さんの話が続きます・・・ちょっと意外でしたが、見続けているうちに樽川さんのことばに引き込まれました。
若者たちに向かって、朴訥な福島の訛りで静かに語ることばには、様々な想いがこもっています。
いつか、その場の若者たちと一緒に聴かせてもらっているような気持ちになりました。
最後の方で、若者たちの1人が、「お母さんは福島産の野菜は買わないと言っている・・・」と話す場面があります。それに対する樽川さんの答えも切ないです。
原発事故後の福島で農家として生きていこうとしている人のことばを、これだけしっかり聞く機会なんて無かったな・・・。
見ることができて良かったです。
3月11日のパレードの後、明野で上映されると思います。