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風路のこぶちさわ日記

「少数派」の想い

最高裁判所で、夫婦別姓について、今のままで合憲という判断が下されました。(15人の裁判官のうち10人が合憲、5人が違憲だったそうです。3人の女性は全員違憲)

同姓を選びたい人は今まで通りで、「別姓を選びたい人はそうしてもいい」・・・と言ってもらえるかな~と微かな期待をしていましたが、やっぱり無理でした。
自分が多数派だと、その状態こそが当たり前と思ってしまいがちです。
私自身多数派になる場面がたくさんあるから、よほど想像力を働かせないと少数派の想いに気づかないまま心無い対応をしてしまうこと、あると思います。

5年くらい前に「少数派」と言うテーマで書いた文の下書きが出てきました。
あれから全然変わっていないような。


「おっとみとどけ」

私たち夫婦別姓です。
べつにたいそうなポリシーがあるわけではありませんが、私たちにとってこれが自然で心地よいと感じるので。(今のところ。もしかしたら変わるかも?)
私の姓はS、相棒はN、でも私がNさんと呼ばれても、彼がSさんと呼ばれても、2人とも「はいはい」と返事をしますから、あまり気にしないでくださいね。
今は「ふうろさん」と呼ばれるのが一番しっくりするかな。
(あと名前で呼ばれるのも親しい感じでちょっとうれしい)

私たちが、お互いを人生のパートナーとして生きていくのもいいかもね、と思った頃、ちょうど夫婦別姓法案が今にも通るかと思うような時期がありました。じゃあそうしようかなと思っていましたが、そのころの与党内の一部(?)から猛反対され・・・。それから20年近くもたってしまいました。
去年待望の政権交代が起こり、さあやっと法案が日の目を見るかと思ったら、カメイさん(+その他?)がまたもや猛反対。国を滅ぼす、とまでおっしゃっています。 ひぇ~
2人とも自分の姓のままでいたい夫婦(きっとごく少数だと思います)はそれを選択できる、としてほしいだけなんですけど。

でも以前は、「なんだかあのヒトたち姓が違うらしいよ」とヒソヒソと話す声が聞こえたり、「どうして別姓なのか聞いてもいいですか?」と遠慮勝ちに尋ねられたり・・・というようにどちらかというとマイナーなイメージだったのですが、最近「うちは夫婦別姓なんです」というと「わ~かっこいい!」とか「素敵ですね」と言われることがあって・・・と言っても2回ほどですが・・・(^^;)
時代は変わっているのかな?と、ちょっと風が吹き抜ける感じがしています。

そうそう、住民票を小淵沢に移すとき、私たちの現状を話すと、役場の職員の方がいろいろ調べてくれて「これどうでしょう?」と探し出してくれたのが・・・・「夫未届」!
(私がいろいろの都合で世帯主になっていたため)
「あっそれ!それにします」とうちの相棒。
けっこう気にいっているみたい(?)で、あちこちで「わたし、オットミトドケですっ」と披露しています。
しかしこれこそかなりの少数派だろうな~・・・



政府や裁判所は全然変わっていませんが、周りは少しずつ変わっているような気もします。
最近は「わたしたち、別姓なんです」と言っても、特に珍しがられず、自然に会話が流れていきます。

いつか「そんな時代もあったね」と笑って話すような時が来るのかな~
その頃の若い人たちから「うそ~!信じられない~!」と言われるような・・・

女性が選挙権を持てたのも戦後なんだものね。
70年前の女性は、選挙に行けるなんて、夢のまた夢・・・
そんな時代もあったのだから。


「少数派」の想い_f0019247_2121348.jpg

by kaze-michi | 2015-12-17 21:52 | 平和・社会のこと | Trackback | Comments(0)
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