2015年 02月 19日
ゆずり葉
「ゆずり葉」という映画。題名も初めて聞きます。
人情あふれる東京の下町を舞台に、
”もうひとつの美しい言葉・手話”で織り成す
幾つもの世代を結ぶハートフルストーリー
今井絵里子さん、西村知美さん、林家正蔵さん、大和田伸也さんなど良く知っている俳優さんも出ています。
セリフの多くが手話で、それがとても自然な流れ(=速い!)なので超初心者としては、なにがなにやらわかりませんが、時折「橋」とか「お願い」とか「お父さん」とか、「あ、わかった!」ということばがあり、ちょっとうれしい。(声や字幕もあるのでストーリーがわからないことはありません)
聾者や難聴者の俳優さんがたくさん出ているとのこと、そして監督の早瀬さんも聾者なのだそうです。
見終わって、「そうか・・・そういうとき本当に困るだろうな~」と気づかされることいろいろありました。
健常者中心に作られている社会の中では、ハンディを持つ人々は、特に災害のときや緊急の時、どれほど不安を感じ心細いことだろう、と思わずにはいられません。
何か役に立ちたい気持ちはあっても、まだ「おはよう」や「よろしく」位しかできないし・・・と、思っていましたが、「聾者にとって、手話を勉強しよう、と思う人がいるだけで心強いのです」との言葉に励まされました。
映画は、ただ映画としても良かったです。
手話部に入らなければ、きっと知らないまま終わったかもしれません。
映画鑑賞なので?・・・ポップコーン!