2013年 03月 18日
井戸川町長さん来る!
なんと言っても、思いもよらなかったサプライズ!
スタッフが会場の長坂コミュニティステーション脇でミーティングを終え、展示パネル等の搬入に動き出そうというとき、1台のタクシーが停まって小柄な男性が近づいてきます・・・
(どこかで見たことがあるような)・・・「あっ、井戸川町長さんでは!?」
以前に「来て頂けないか?」と打診はしていたのですが、町長選等もあって結局難しそうだ、と聞いていました。だから誰ひとり、来てくださるとは思っていなかったのです。
町長さん(正確には「前」)も、来られないと思っていたらしいです。
「北杜市」「3月17日」ということだけを頼りにいらっしゃったのだとか。タクシーで北杜市役所に行って、会場の場所を聞かれたそうです。
ともかくスタッフ一同と顔合わせ。みんな気持ちが高揚!
スマホを持っている方は早速フェイスブック等にアップしています。(スマホすごいゾ!)
1回目の上映が終わった後、30分ほど舞台に上がってお話をしてくださいました。
突然だったにもかかわらず、ほとんどの方は帰らずにお話を聞いて行かれました。
アンケートにも「お話が聞けて良かった」という感想がたくさんありました。
わたしたちは受付だったので、ところどころ交代で。
あとでユーチューブでアップされると思います。
お帰りの電車まで時間が少しあったので、楽屋でスタッフと懇談。
本当に当事者しかも全ての町民の命を預かる首長としての想いの一端を聴かせていただくことができました。
命を、家系を、守るためには今はまだ帰ることを検討するときではない、という井戸川さんは孤立しているそうです。
みんなそれは帰りたいに決まっています。でも住民の命に責任を持つ長としてはそう決断することはできない。・・・のだと思います。
原発事故は本当に複雑です。良かれと思ってやっていることが、実はより苦しめることになる(かもしれない)ということ、たくさんありそうです。
何が本当により良い未来のためになるんだろう・・・
でも、ともかくも北杜市(だけじゃないですね)に、こういう映画に関心を持ち、足を運んでくださる方が大勢いる・・・そのことに心から感謝したい気持ちです。