2009年 11月 16日
大浦みずきさん・・・
長い手足で、しなやかに、優雅に、時に激しく・・・ダンスを見る楽しさをこれほど味わわせてくれた人は初めてでした。しかもアップテンポの曲で激しく踊りながら伸びやかな声で歌も歌うのです!
宝塚退団のときの最後のショー「ジャンクション24」はビデオで何度見たかわかりません。街を出て行ったダンサーをみんなが呼び戻す「カムバック・エバーグリーン!」 今思うと、大浦みずきさんを呼ぶ声のような気がします。
「心の翼」も心に沁みる名曲でした。この歌を主題歌とした「テンダーグリーン」は宝塚らしくない、と初演のときに評判があまりよくなかったそうですが、今の時代を先取りしているような舞台でした。(これはビデオでしかみていませんが)
未来の地球では大きなドームのなかでしか人間は住めなくなっている。しかし、そうなる前にドームの外で植物とともにひっそりと生き延びている人々がいた・・・ドームから逃げてきた傷を負った主人公がそこで助けてくれた人々に尋ねます。
・・・
「さっきも聞いたが『森』ってなんだ?・・・」
「植物のことですよ。もうこの星には無いといわれているものです」
・・・・
と続く会話はなんだかとてもリアルな響きで耳に残っています。
この舞台は生で一度見てみたかったです。
本当に舞台は一期一会です。
大浦みずきさん、亡くなったなんてとても信じられません。
彼女が宝塚でトップだったころ、私は星組の日向薫さんのファンでした。本当に、みずきさんのダンスは素晴らしかったです!
ニュースで見たとき、愕然としました。
大浦みずきさんの輝きを何か文章に残しておきたい、と思いました。
印象に残っているダンス・セリフまだまだたくさんあります。
コメントすごくうれしかったです。